コロナウイルスの日々②〜旅はできずとも卒業、入社

コロナウイルス

コロナウイルスについてちょっと気になり始めたのは1月だっただろうか。

誰もがそうだったように「また、中国で変なウイルスが?」程度の認識だった。

今年はついにオリンピック・パラリンピック。忙しい一年が始まるぞ!という、緊張感とワクワク感、そしてやれねば!というプレッシャーが押し寄せてきた日々。

それが少し変化してきたのは2月も後半になってからだと思う。

中国・武漢での状況がひどくなり、イベントの中止が増え、海外でのアジア人差別などが報じられ始めた。

娘が昨秋からドイツに交換留学しており、3月には大学を卒業する次男がヨーロッパへ卒業旅行へ行く予定だった。

次男の卒業旅行は最も安価な「中国国際航空」で予約していた(なんと往復7万円ほど)ため、

まずはそれを別の航空会社に変更することから始まった。

私は「ヨーロッパ系のキャリアにしろ!」と推したけれど、次男は「高すぎる!」としてソウル経由のアシアナ航空を選んだ。(8万円くらいだったらしい)

ところが、あっという間に韓国で感染者が増え、ソウル経由で行くという選択が厳しくなった。

さらに、アシアナ航空の経営不振が報道された。

予約した便が飛ばなくなればキャンセルチャージはかからないだろうけど、会社が潰れればもちろんお金は戻ってこないだろう。ケチな次男は、とりあえず他の航空会社への変更ではなく、毎日チェックしながら状況を見守ることにした。

日に日にヨーロッパの状況が悪くなっていく。

4月から就職して社会人となる以上、リスク回避ができないようだと社会人として失格の烙印を押されかねない。

ついに次男も3月4日、高校時代1年間ホームステイしていたフランスの家族を7年ぶりに訪問することを最大の目的としていたヨーロッパ卒業旅行を断念した。

さてさて、航空券はどうしたものか?

ここで自らキャンセルしたら数万円のキャンセルチャージがかかるらしい。もう少し「待ち」だ!

そうこうしているうちに、アシアナ航空の方から

「スケジュールチェンジ」のメールが届いた!

向こうの事情からのキャンセルであれば、当然無料キャンセルの可能性が高いだろう!

しかし、これは電話のみの対応となるのだが、この電話が恐ろしく通じない。(あるある!)

結局次男は二日がかりでアシアナ航空へ電話し、無料キャンセルに成功したらしい。

ヨーロッパ内移動のLCC(格安)航空券は、結局払い戻しできなかったらしいけれど、その後の状況を見れば、

ヨーロッパに行かなかったことは間違いなく正解だった。

卒業式もなくなり、いつもと違う春となったけれど、とりあえず次男は大阪を引き払い、就職のため東京へと引っ越した。

私にとっても長男の時から7年間に及んだ「大阪拠点」が終了した。昭和なアパートの素敵な大家さんにご挨拶をし、大学を一人で歩いてみた。2人の息子の大学生活を支えてくれた大阪に心の中で精いっぱいのありがとうを言った。

ちなみに、就職した会社の入社式および当初の研修は「オンライン」となり、会社の寮でいきなりの在宅ワークとなっているそうだ。

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