地球のことを考えて生きるって豊かなことかも。

地理

コロナ禍が思っていた以上に「終わりが見えない」。

温暖化、気候変動も加速度的に進んでいる。

普段、地理や世界史を教えている立場の私は、「人類史上こんなことあった?」と不安を感じたりします。

本当は「社会のため」「地球のため」という視点でいろんなことを考えたいのですが、もう人生の半分以上を生きてきた人間である以上、この先自分がどうすれば社会に迷惑をかけず安心と豊かさを感じて老いられるのか、ってごく個人的な視点でしか考えられません。

もしかしたらそのくらいの期間(せいぜい30年くらい)しか地球及びそこに生きる人類はもたないのかもしれない、なんて思ったりもしています。

最近の私は、特段用事のない週末にはほぼ会津にある夫の実家(退職後はそこに住む予定)へ行っています。2年前に古い家を建て替えました。太陽光パネルを屋根に取り付け、生活のランニングコストを極力抑えた暮らしができるようにと考えました。85歳の義母が一人で畑を作りながら、近所のおばあちゃんコミュニティの溜まり場として生き生きと活用してくれています。

自分の老後の理想を言えば、自らの手で安心で美味しい作物を作り、庭を楽しみ快適な家で眠り、少し仕事をして、時には旅をしたい。贅沢・・・かな?

それには、安定した地球環境が何よりも大事です。

今日、SHARE SUMMITなるオンラインイベントを「ながら聴き」していました。資本主義の行き過ぎとそれに起因する地球温暖化が、諸悪の根源であり、コロナもその結果出現した、と言っていました。それを解決する方法として、「田舎での暮らし」と「シェアリング生活」を提唱しているようでした。

だいたい同意できる内容なのですが、次の二つの点は付け加えたいところです。

① 今の地球の1番の課題は「人口増え過ぎ」だと私は思っています。現在の世界人口は80億に届く勢いですが、76年前第二次世界大戦が終わった頃は25億程度でした。18世紀の産業革命の頃までは10億に満たない状況でした。「人口爆発」が起こった最大の理由は、「人が死ななくなったこと=医療の発達」と高校地理では教えます。それは素晴らしいことなのですが、地球のキャパを超えて人が増えれば、二酸化炭素は当然増えるし、食料も水も足りなくなり、結果的には争いが起き、強いもの、持てるものが勝つことになるでしょう。

高校地理教科書2021年版より

② 田舎の人間関係は「シェアリング」な面もたしかにありますが、意外なほど「自己責任的」だと私は感じています。おばあちゃん達といえども、仲良しに見えて微妙な駆け引きを毎日やっていて、損得を計算して、したたかに生きています。それが生きるエネルギーのようにも見えます。どちらかというと「シェア」というより「Give and Take」です。

夜になって、ノーベル物理学賞を気候変動の研究をした真鍋淑郎氏が受賞したとのニュースがありました。おめでとうございます!

地球はこれから間違いなくシビアな時代に入っていくと思います。小手先の対応では本当にどうにもならないでしょう。

私たちはこれからどんな生き方をするべきなのか、しっかり大きく考えて、小さくてもコツコツ実践していくしかないのかもしれませんね。

でもそれこそが、もしかしたら「豊かな生活」なのかもしれません。楽しみながらやっていけるといいな!

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