東京2020ボランティアへの提案

オリンピック

本当に難しいことになったと思う。

先週土曜日、福島・あづま球場でのオリンピック競技が「無観客」となり、それについて気心の知れた記者から取材があったので、つい感情のままに答えました。

その日の午前中、2時間をかけて研修を行い、ユニフォームをもらい、帰宅したら「無観客」「City Castの活動全て中止」だったので、「マジか?」というジェットコースター的気分だったのです。

そしたら、その記事がYahoo!ニュースで拡散され、気がつけばコメントが12000を超えていました!(もちろん怖くて「非表示」にしたけど。)

みんな言いたいことがいっぱいあるのね。

まさに「何をやっても、何を言っても、必ず反対意見の人がいる」正解のない事態なんだなと思いました。

さて、昨日はオリンピック・フィールドキャスト、あづま球場での最終研修でした。

私はEVS(イベントサービス)のリーダーを仰せつかっていました。つまり「観客対応」すなわち「無観客になったらやることないよね?」というポジションです。

結果を言うと、「活動はしてもらいます。シフトや内容はまだ何も決まっていません」でした。

活動まであと6日。びっくりではありますが、無観客が決まったのがほんの4日前なんだから致し方ありません。組織委員会の皆さん、お疲れ様です!

そんな中、いまだに「東京2020でボランティアする」私のような立場にいる方々に3つの提案があります。

1. 地に足をつけて、浮かれることなく淡々と活動しましょう!

たくさんのボランティアが、「1年延期によって」「コロナの不安によって」あるいは「無観客によって」もしくは「主催者やイベントそのものへの不信感によって」、活動できなくなりました。オリンピックの会場に足を踏み入れることさえできなくなったのです。そんな皆んなの気持ちをちゃんと背負って粛々と活動したいと私は思います。

2. バブルの中の様子をきちんと見て、記憶しましょう!

バブルという方式が機能しているのかどうか、ボランティアは最も近くで、忖度なく、正しく観察できる存在です。冷静にそれを記憶してきましょう。きっと後に感染症対策の役に立ちます。スポーツボランティア文化の普及にもきっと役立つでしょう! いえ、役立たせましょう!

3. 自由にこの時間を謳歌してきましょう!

1と矛盾するように感じるかもしれませんが、これは「自分の心の中」のことです。外に向かっては「まるで楽しんでないかのように粛々と」活動するべきだと思うのですが、一方で自分の心の中は、思い切り開放して、2度と経験できないであろう「世界イベント」を自由にのびのびと謳歌しようと私は思っています。ボランティアですから! やみくもに気を使ったり、誰かの役にたとうとする必要はないと思うのです。インターナショナルで、オシャレな世界最大のイベントが、緑いっぱいの美しい福島の風景の中で開催される幸せを、空を見上げ、山を仰ぎ、地を踏みしめて味わいます!この経験は「社会のため」に役立ちはしなくとも、必ずや自分の人生の役に立つはずですから。

そして何よりも、コロナ感染だけは免れましょう!(結局ワクチン打ててませんが)

福島は今日梅雨明けし、例年通り恐ろしく暑い夏が始まりました。

福島の「普通」を世界の人に知ってもらえると嬉しいです。

※追記

「ボランティアは笑顔が一番大事!」と共通研修などで自分が言っていたのに、まるで「笑顔封印」の文は問題ありですね。ボランティア活動のエネルギー源は「人とのコミュニケーション」であり、そこに「笑顔」は必須です。活動中は「笑顔いっぱい」でいなきゃですね!反省しました。

一方で、今回ほどボランティアが「社会的存在」であることを意識する大会もないと思います。あのユニフォームを身につけて歩くだけで、それは(政治的な面も含め)「信条の表明」と受け取られかねません。(本当はそんなことないんですけどね〜)

ボランティアは「自分のため」の活動でもありますが、常に「社会の中で影響力を持った活動」であることを意識しながら活動しなければ!とつくづく思っております。

コメント